1歳|1歳半健診、はじめての指摘

▶︎この記事では、未診断・自覚なしで挑んだ1歳半健診のときの様子をまとめています。

マユユは2歳で自閉スペクトラム+知的障害と診断された女の子です。

そのきっかけの一つとなったのが、1歳半健診でした。

ただの”成長確認の場”だと思って向かった、あの日の様子を振り返ります。


健診の案内が届いたとき

1歳半が近づいたころ、

市から”1歳半健診のお知らせ”が届きました。

前回健診が10ヶ月ごろだったので、私は

「久しぶりに成長を見てもらえる」

と安心していました。

当時すでに、”じっとできないな”と思っていたけれど障害を疑ったことはなく

成長すれば落ち着くだろうくらいに考えていました。

想像以上だった集団健診のしんどさ

この日が、初めての集団での健診。

マユユの様子はというと…

  • 身体測定は大泣き&大暴れ
  • 内科・歯科も泣いて暴れるのを押さえ込みながら
  • 待ち時間はウロウロし続け、止めるとまた大泣き
  • 栄養相談は泣き声にかき消されてほとんど聞こえない

最後の保健師さんとの面談を前に、私はすでにヘトヘトでした。

周りを見回すと他の子たちは比較的落ち着いていて

”ここでも、うちの子だけ浮いてる

だんだんと居心地が悪くなったことを覚えています。

保健師さんとの面談で

いよいよ保健師さんとの面談。

早く帰りたい気持ちの私でしたが

ここで思いがけない展開がありました。

始まるとすぐにイラストを見せられ

「ワンワンはどれかな?」と聞かれたのです。

私は内心(こんなテストするんだ)と戸惑っていました。

何度か声をかけられるも、マユユは反応なし。

イラストはしまわれ、次に積み木を渡されましたが

保健師さんのことばを聞いたり

積み木を積む様子はありませんでした。

それは当時の私にとっては

”いつものマユユ”ではありました。

まだできないものと思っていたからです。

でも保健師さんの表情は…。

”できない”が積み重なるにつれ

これは何を試してる?

いけないことなの?

と動悸がしてきました

「おうちではどうですか?」と聞かれ私は

絞り出すように「自宅でもこんな感じです。」としか言えず。

保健師さんはすこし考えているような様子で

他の職員さんと話し合ったあと、

「心理士相談(発達相談)を受けてみてください」と案内用紙を差し出しました。

予想外の言葉にショック

指さし・発語・積み木。

できなかったことを並べられて、初めて

発達が遅れている”と突きつけられました。

この健診が”発達チェックもする場”と思っていなかった私は大きな衝撃を受け

案内用紙を受け取り逃げるように帰ったのを覚えています。

会場を出た瞬間、まだはっきり理由のわからない大きな不安に押しつぶされ

車に戻ってわんわん泣きました。

後部座席でマユユも、疲れて泣いていました。

あの頃の私が感じたこと

あのとき曇った表情で「うーん、おかしいな…」と娘を見つめた保健師さん。

当時は、どうしてそんな目で娘を見るのかと…

否定されたような悲しさや怒りのような感情がありました。

今でもあの光景を思い出して辛くなる時があります。

まだ何かあると決まったわけじゃない。

まだたったの1歳。

そう自分に言い聞かせていました。

振り返ると、とても重要な仕事をしてもらったのだと気づき

今では感謝と、疑念を抱いてしまったことへの申し訳なさがあります。

さいごに

一度は心が折れてしまったけれど

なんとか勇気を出して発達相談につながったこと。

それは間違いではなかったと今なら自信を持って言えます。

母親として当然のことかもしれないけど

あの頃とても辛かったのに、よく頑張った。

次回は、発達相談の体験について書いていきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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